ゆでたまごの作り方(半熟から固ゆでまでのゆで時間のまとめ)
調理時間:20分以下
半熟から固ゆでまでのゆで卵の仕上がりを『ゆで時間6分から12分まで、1分ごとの黄身の状態の違い』がわかるようまとめてみました。
合わせて、卵に穴を開けること、そもそものゆで方の基本、殻のむき方、糸を使った切り方など、ゆでたまごに関する情報を紹介しています。→ゆで加減をマスターすれば『半熟煮卵』も好みの加減で作れます‼
ゆでたまごの材料
- 冷蔵庫から出したての卵(※) … 適量
- 鍋に沸かした熱湯 … 適量
※今回はMサイズの卵を基準としています。
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ゆでたまごの作り方(半熟から固ゆでまでのゆで時間のまとめ)
ゆでたまごの基本
ゆで卵は好みの黄身の火通りも人それぞれ。けれど、ちょうどよい黄身の状態にするのも難しいもの。
そこで白ごはん.comではゆで卵のゆで方の基本を『冷蔵庫から出したての卵を“熱湯”に入れてやる作り方』にしています。
というのも、卵も湯の温度も共に、決まった温度帯で、そこから何分ゆでる、とした方が毎回同じ状態にゆで上げることができるからです。
※仕事柄“このくらいの黄身の状態にゆでたい”と細かくイメージしてゆでることが多いので、数をこなすうちに自然と上のようなやり方に行きつきました。
卵に穴をあけるやり方と効果
卵をゆでる前に、必須ではないですが下ごしらえが一つ。それは卵の底に穴をあけることです。
100円ショップなどでも売られている卵の穴あけ器を使ってもいいですし、安全ピンや押ピンのようなものを使って開けてもOKです。
卵のどこに穴を開けるかですが、卵を横から見た時、尖っている側とふくらみのある側があるので、そのふくらみのある側(お尻側)に穴を開けます。
こうすることでどうなるかというと開けない時に比べると、多少ですが殻がむきやすかったり、ゆで卵の表面が荒れることを防ぐことができると思います。
※あくまで私の経験上ですが、穴を開けても殻がむきづらかったり、表面が荒れるものは少なからずあります。同じ卵で何度か比べたことがあるのですが、比較すると穴を開けたほうがそうなりづらかったです。時間に余裕があったり、こだわりがある場合に穴を開ける程度でいいように思います。
ゆでたまごのゆで方
上に書いた通り、卵は冷蔵庫から出したてで、沸騰した湯にその卵を入れます。
その時に気を付けたいのが卵の入れ方。この作り方では卵の温度が急に変わるため、湯に卵をぽちゃんと落とすと、卵にヒビが入りやすいです。そのため、下の写真のように穴じゃくしやお玉に卵をのせ、一つずつそっと湯に入れるようにします。
一つずつ、卵を沸いた湯の中にそっと入れれば、卵にヒビが入ることもないと思います。あとは好みのゆで時間ゆでればOKです。※ゆで時間に関してはすぐ下にまとめています※
ゆで上がった卵は、すぐに湯を捨てて、流水で水を入れ替えるなどしながら冷まします(温かい状態で食べる場合も触れる温度になるまで)。
狙った黄身の状態にゆで上げても、余熱で火が通ってしまっては意味がないため、半熟のゆで卵の場合などは特に、すぐに冷ますことが大切です。
半熟から固ゆでのゆで時間は??
ゆで卵のゆで時間による黄身の状態は、他サイトでも紹介されていますが、ほとんどが2分刻みでの紹介なので、せっかくならと白ごはん.comでは1分刻みで紹介したいと思います。
※下のように、卵を入れて6分後から順に1分刻みで卵を急冷して、半分に切って黄身の状態を紹介しています
6分… 超半熟。黄身はとろとろ、白身もやわらか。
7分… 半熟。黄身の外側だけ少し固まって、中心部分はとろとろの状態。
8分… 黄身の固まった部分とやわらかい部分が半々くらいの状態。黄身は切っても流れてはこないくらい。
9分… 黄身の中央も固まっているけど色鮮やかで、火が通りすぎていない状態。
10分… 黄身の外側はしっかり火が通り、固ゆでの白っぽい黄色に。
11分… 黄身の中央だけ少し鮮やかさが残る。
12分… 固ゆで。黄身が全体的に白っぽく火が通っている。
お弁当などに入れやすいのは8分以降だと思うので、少し状態のわかりづらい『8分』と『9分』を下に大きくしてみました。
8分は卵を押すとやわらかい半熟の黄身が少し出てくるくらいで、それに比べて9分は押しても半熟の黄身は出てこず、ゆるく固まった黄身がパカッと割れるくらいになります。
※冷蔵庫の温度や卵の微妙な大きさによっても変わってくると思うので、あくまで参考として、自分の家でのベストな状態を探ってみてください!
ゆでたまごの殻のむき方や切り方
ここからは補足的な『ゆで卵の殻のむき方と糸を使った切り方』の紹介です。
ゆで上がった卵を急冷て冷めたら、卵の殻をむきます。この時、殻にヒビを入れ(少し多めにヒビを入れるくらいの気持ちで)、流水に当てながらか、水の中で殻をむくときれいにむきやすいです。
※玉ねぎの皮をむくときなどもそうなのですが、殻や皮と、身の間に水を入れながらむく作業を行うと、スムーズにむくことができると思います。
それから、卵を切るときは包丁でもいいですし、卵専用のスライサーなどを使ってもいいのですが、きれいに切り口を見せたい時や、半熟の卵を切るときは糸を使うのがおすすめです。
卵の切りたい場所に糸を巻き付けて、糸を引っ張るようにしてカットします。
【ゆで卵のゆで方】のyoutube動画
レシピ動画をyoutubeの白ごはん.com Channelにアップしています。特に熱湯に入れる点や、割れないようそっと卵を落とす点など、ぜひ動画も参考にしてみてください。
【補足】
- ゆで卵に関して、卵が新しいほうがいいか、古いほうがいいかですが、古い卵のほうが殻がきれいにむけると思います。私も仕事でゆで卵を作るときは古いものを使っています。これは科学的にも正しいようで、卵の中に含まれる「炭酸ガス」の分量が新しい卵と古い卵で違うために起こるようです(難しいので省きますが、詳しく知りたい方はぜひ「ゆで卵 炭酸ガス」で検索してみてください)。
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