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梅シロップ(梅ジュース)のレシピ/作り方

梅シロップの写真

調理時間:30分※漬け込む時間を除く

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梅仕事の中でもいちばん手軽で、はじめやすいのが梅ジュース。市販されているジュース類にはない、ほのかな甘みと香りがうれしいものです。

青梅をつぶしたり、串打ちしたり、いくつかの方法がありますが、余計な工程は省きつつも、美味しく仕上がる梅シロップの作り方や保存方法を紹介しています。

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梅シロップ(梅ジュース)の材料 (作りやすい分量)

  • 青梅  … 1㎏
  • 氷砂糖 … 1㎏
  • 保存瓶 … 3~4L容量のもの

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梅シロップ(梅ジュース)の作り方

梅と保存瓶の下処理

梅は熟す前の硬い青梅を使用します。青梅と氷砂糖が同量ずつが基本分量なので、青梅1㎏、氷砂糖1㎏を準備してください。

梅を洗う前に、梅の黒いヘタを1つずつ取り除く下ごしらえを行います。すべて取り除けたら、ボウルなどに移して梅を洗って水気を切ります。

梅を洗い終わった後にも、保存食に水気は厳禁なので、きれいな布巾を使って1個ずつ梅の水気をふき取ります

ヘタの部分にも布巾を入れて水気を切り、ふいた梅はバットやざるに移します。※時間に余裕があれば、日の当たらないところ、ほこりの少ないところでさらに1~2時間ほど乾かすとよいです

※この時(漬け込む前)に梅に串打ちして穴を開けるレシピもありますが、私は一度そのように作った時に苦味が出た気がしたので、いつも何もせずにそのまま梅を漬け込んでいます。

また、長期間保存するものには『保存瓶の殺菌』は欠かせません。瓶はきれいに洗ったあと、熱湯で殺菌してよく乾かしておきましょう。

※熱湯殺菌の際に、保存瓶にいきなり熱湯をかけるとガラスが割れてしまうことがあるため、60~70℃くらいのお湯で一度ビンを温め、それを捨ててから、最後に全体に熱湯をたっぷりかけるとよいです。

※乾いた瓶は漬ける前に、さらにアルコールか焼酎などをしみ込ませた布巾で、全体をふき上げてから使用するとより完璧だと思います。

梅シロップ(梅ジュース)の作り方

ここまで準備ができたらあとは簡単。梅シロップの作り方は、下処理をした青梅を、保存瓶の中で氷砂糖と交互に入れるだけです。

※冷凍した梅との味の比較や、シロップづくりの途中に発酵した場合の対処法はこちらの記事を参考にしてみてください。

保存瓶は日の当たらない冷暗所においておきましょう。1日経てば、氷砂糖が少しだけ溶けて汗をかいたようになります。

※梅シロップを仕込んだ翌日から、シロップがしっかり上がってくるまで、1日に2~3回、瓶をくるくると傾け、梅全体に溶けた蜜がまわるように混ぜてください

3日くらい経つと密が瓶の底に少したまるようになり、梅の色も多少くすんできます。定期的に瓶を混ぜることを続けます。

下の写真は順に5日目⇒7日目⇒10日目です。1週間から10日ほどでほぼシロップがあがってきます(氷砂糖は完全に溶けてはない状態かと思います)。

最後の写真くらい、しっかり梅シロップが出てきたら、混ぜるのを終え、冷暗所にて味をさらになじませます。

※急いでいるときは、10日後くらいの状態でも、少しあわい風味ですが香りのよい美味しい梅ジュースが楽しめます

梅シロップの梅を取り出すタイミング・時期はいつ?

梅シロップは、しっかり風味の出てきた2~3週間後くらいから梅ジュースなどで楽しむのがおすすめです。ただ、ずっと梅を入れたままにしておかず、途中に梅を取り出してシロップだけにする必要があります

下の写真は1か月半後(45日後)のもの。透明だった梅シロップにほのかに色もついてきます。このくらいになれば、清潔な穴杓子などを使って梅の実を取り出し、シロップだけにするとよいです。

※梅を取り出すのは、長く入れたままにしておくと梅の渋みが多少出るためです。

保存瓶のままでは場所をとるので、清潔な小ぶりのガラス製などの容器に移してもよいと思います。

冷暗所か、できればスペースに余裕があれば冷蔵庫に入れて保存してください。※冷蔵庫なら1年ほど楽しめますが、冷暗所の場合は1~2か月以内くらいにできるだけ早めに飲み切るとよいと思います。

梅シロップの使い方、楽しみ方は?

梅シロップを割るときは、水、炭酸水、牛乳など好みのもの4に対して、梅シロップが1の割合が目安です。

その他には、かき氷のみつとして使ったりしても美味しいので、爽やかで香りよく美味しい梅シロップを家でいろいろ楽しんでみてください。

【梅シロップのyoutube動画】

レシピ動画をyoutubeの白ごはん.com Channelにアップしています。特にシロップのあがり具合を経時変化で撮影しているので、そういった状態の移り変わりなど、ぜひ動画も参考にしてみてください。

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【補足】

  • 普通サイズの梅ではなく、小梅でも同じように作れます。小梅なら2~3日でしっかりシロップが上がってきて、5日もすれば梅自体がシワシワになってくると思います。発酵の心配もなく、とにかく早いのでこちらもおすすめ(実に対して種の割合が多くなるため、梅の実は早めに取り出したほうよいです)
  • 砂糖は氷砂糖ではなく他の砂糖類でも作れますが、純度の高い氷砂糖がいちばんすっきりと、梅の風味が引き立つ仕上がりになると思います。
  • 保存の目安ですが、冷暗所におくなら秋くらいまでは飲み切るようにするとよく、冷蔵庫に入れておけば1年は保存可能です(シロップのみになったときの加熱殺菌をしていない状態での目安)。
  • 発酵を抑えるなどの目的でホワイトリカーを入れるレシピもありますが、これは梅の味と風味が劣るのであまりおすすめしません。発酵を抑える目的なら酢を100〜200mlほど加えるといいと思います。
  • とはいえ、梅シロップ作りにはこれが正解、というレシピがあるわけではありません。あくまで私の好みの評価を記事にしていますが、梅の種類や収穫時期などでも変わってきますので、いろいろと試して作ってもらえればと思います。

もし梅シロップが発酵したら??

梅シロップに関して問い合わせの多い発酵と冷凍梅での仕上がりの比較を別ページにまとめています。こちらもぜひ参考に。冷凍梅での梅シロップの比較と発酵したらどうするか?

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