【瓦そばとは？】山口県の郷土料理で、地元の飲食店では熱々の瓦の上に茶そばや錦糸卵、牛肉などをのせて提供するので、そんな名前がついています（写真は「瓦そば たかせ」という地元の有名店で食べたときのものです）。実は家でも作りやすくアレンジもしやすいので、地元山口では家で作ることも多い麺料理のひとつになってるんです。

【茶そばを用意して！】具材（牛肉や錦糸卵）や薬味（レモンやネギ、大根おろし）がいろいろ混ざる料理なので、普通のそばでは風味が負けてしまいます。瓦そばに必須なのが「茶そば」です。乾麺の茶そばを見つけたときに購入しておくと、家でもパッと作りやすくて便利かと！

【薬味をいくつか用意して】瓦そばによく使われる薬味は、レモン、刻みねぎ、大根おろし、一味唐辛子、刻み海苔の5つ。飲食店では大根おろしと一味唐辛子が合わさった「もみじおろし」の状態で提供されることが多いです。うちでは海苔以外の薬味をできるだけ準備するのが定番で、特に大根おろしとねぎはたっぷりめで作っています！

【具材とめんつゆ】炊いた牛肉と錦糸卵を合わせるのが一般的です。でも、（うち独自のアレンジだと思いますが…）手軽に鶏そぼろを合わせても美味しいと思います。要は「肉汁つけうどん」のように、何らかのお肉の旨みを具材としてプラスするといいです。温かいめんつゆで食べる料理なので、肉を炊いた煮汁を加えるなどしても味の一体感がアップしてくれますよ。

【ホットプレートで作るやり方】地元山口ではホットプレートでどーんと作ることも多い料理です。ゆでた茶そばをざる上げしてさっと洗って（ぬめりを軽く取って）水気を切り、それを熱したホットプレートで焼いて少しカリっとさせるのがポイント。

【フライパンで作るやり方】2人前くらいまでなら、フライパンで茶そばを焼くのも手軽です。こちらも油をしいて、ゆでた茶そばが少しカリッとなるくらい焼くと、食感のコントラストが出て美味しい仕上がりになると思います。

【盛り付け例➀】ゆでた茶そばが焼けたら、牛肉や錦糸卵などの具材を盛り付け、薬味をそえて出来上がりです！

【盛り付け例②】牛肉ではなく鶏そぼろを添える場合などでは、茶そばの上に盛ってもいいですし、茶そばの上には盛り付けずに別皿に盛っておき、各自が温かいめんつゆの中にスプーンで入れたりしても食べやすいです。

【盛り付け例③】刻みねぎは茶そばの上に散らせばOKですが、大根おろしやレモンは、器の隅に盛るか、別皿に用意して各自が取るかするとよいです。レモンは茶そば全体にしぼりかけても美味しいですし、めんつゆの中にしぼり入れても。ここは好みでいいかと思います。

【いただきます！】茶そばやねぎの風味、牛肉やめんつゆの旨み、卵の甘さやレモンも酸味、大根おろしのさっぱり感など、すべてが混然一体となった美味しさだと思います！