梅干しの作り方/漬け方

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梅干しの作り方/漬け方

5月から6月にかけて出回る“梅”は日本の食卓には欠かせない素材です。青梅を使っての梅酒、梅エキス、梅ジュースにはじまり、
熟した梅で梅干しやジャム作り。梅そのものを加工するか、砂糖もしくは塩を加えることで1年中楽しむことができます。
欠かせないものだからこそ「梅仕事」と言って、季節の行事のように扱われていたのだと思います。我が家の梅仕事は、すべてを作るのではなく
隔年ごとに作り分け。今年はジュースやエキス作り。ですので、去年作った梅干しの作り方を紹介します。

梅干しの写真

 【 梅干しの材料 】

  • 熟した梅 … 3kg
  • 自然塩  … 540g
  • 赤しそ  … 600g
    ※塩は梅の重量に対して18%です

  1. 梅の下処理
    梅は6月に入ってから出回る、完全に熟したものを使用します。完全に熟したものとは、全体が黄みがかって、よい梅の香りがします。
    購入したものがまだ黄みがかっていない場合は、1~2日常温において追熟させます。

    漬け込む当日に、梅は一度さっと洗って汚れを取り除き、ざる上げします。
    清潔な布巾で梅の水気を一つ一つふき取り、ヘタをつまようじで取り除きます。

      
    ※このときに梅が傷んでいないかを確認し、傷んでいるものは梅ジャムなどに活用します。梅が傷んでいると、カビや濁りの原因になります。


  2. 梅の下漬けの漬け方
    梅を漬ける段階で必要になるものは、漬け込む容器、重石、落し蓋(平皿などで代用可)です。
    酸に弱いプラスチックや金属の容器は避け、ホウロウ・ガラス・陶器のいずれかの容器を用意します。
    容器のサイズは漬け込む梅の2倍程度の容量、重石は梅の2倍程度の重量がそれぞれ必要です。

    梅干しは梅そのものが保存性があるといえども、容器の消毒は欠かせません。
    使用する容器・重石・落し蓋はきれいに洗ったらよく乾かし、その後アルコール(エタノールか焼酎)をふくませた布巾でふきあげます。

    塩漬けの方法は、容器の底に塩を振り、梅を広げ、また塩を振る、という作業を交互に繰り返します。
    最後に少し多めの塩が残るように調整し、落し蓋と重石をして、ラップか新聞紙で蓋をして全体を覆います。

      
     
    ※この下漬けでは、カビ防止のため、できるだけ早く全部が梅酢に浸かることが望ましいのです。1日~2日で半分程度まで梅酢があがってきますので、
    一度だけ上下を入れ替えるように梅をゆすってあげてください。5日程度で完全に梅酢があがってくれるはずです。梅酢があがれば、梅の重量の2倍の
    重石は必要ありません。半分くらいの軽い重石に変えて、赤しそ漬けへと進みます。


  3. 赤しそ漬けの漬け方
    赤しそは梅干しに赤い色と風味を加えてくれるので、梅1kgに対して200g(20%)くらい用意します。
    まず、葉だけを摘み取り、たっぷりの水を数回替えながらよく洗い、汚れを落とします。
    赤しそ600gに対して塩大さじ3を用意し、まず半量を振りかけてよくもみ込んでアクを出します。
    しそをよく搾ってアクを捨てたら、もう一度同じ作業を繰り返し、再びきつく絞ります。
    2回アクを抜いたものに、②の梅酢をカップ1杯程度加えてほぐし、赤く染まった梅酢としそを容器に戻します。

      
    ※梅全体を赤く染めたいので、赤梅酢を加えたら軽くゆすって全体になじませ、再び落し蓋と重石をして、梅雨があけるのを待ちます。


  4. 土用干しの方法
    「3日3晩の土用干し」といわれるように、梅雨が明けるのを待って、晴れの続く日を見計らって土用干しをします。
    ざるなどに梅同士がくっつかないように並べ、「日当りのよいところで、日中一度上下を返して干し、夜は室内に取り込む」
    この土用干しを3日続けます。
    そうすると、下の写真左のもの(干し始め)が写真左から3番目のようにしわがよって、耳たぶくらいのやわらかさになります。

    梅干しを保存するのに、赤梅酢に戻して浸す方法と、そのまま保存する方法がありますが、今回はそのまま保存します。
    消毒した保存瓶に梅を入れるとき、好みでぱらぱらとざらめを加えてあげると、味がまろやかになります。
    すぐでも食べられますが、3ヶ月後くらいから塩味がなじみ美味しく食べられます。

       

    【 補足 】
    ・下漬けに使う落し蓋は平皿でも代用できますが、保存容器とほぼ同じくらいの大きさのものが望ましいです。
    ・土用干しにて、赤しそ漬けのしそも一緒に干して乾燥させると、自家製のゆかりふりかけも楽しめます。→ ゆかりご飯レシピ

    ・既成の梅干を購入するときは、原材料が「梅、塩、しそ」のシンプルなものこそ梅らしくてよいと思います。
     何年も常温で保管できる保存食のはずが、調味料や添加物を加えてものが多いので、裏面表示をチラ見しましょう!



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