豚しゃぶ肉のゆで方と美味しく食べるための冷やし方
調理時間:10分
冷しゃぶを水っぽくしないために、ゆで方と冷やし方、片栗粉をまぶしてゆでる工夫などいくつかポイントがあります。ぜひ参考にやってみてください。
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豚しゃぶ肉のゆで方と美味しい冷やし方 (分量不問)
- 豚しゃぶ肉 … 適量
- 片栗粉 … (工程③のやり方の場合)お肉100gに対して大さじ1ほど
- 水 … 1リットルほど
- 塩 … 小さじ1
- 酒 … 大さじ2
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豚しゃぶ肉のゆで方と美味しい冷やし方
豚しゃぶ肉のゆで方
豚しゃぶ肉は、パックの中で折りたたまれていたら、ゆでる前に1枚ずつ広げておくとよいです(折りたたまれた状態のまま、固まってゆで上がるのを防ぐため)。
鍋に1Lほどの水を入れて火にかけ、塩小さじ1を加えます。
沸いたら火を少し弱め、豚しゃぶ肉をゆではじめる直前に酒大さじ2を入れます。
※塩と酒を加えてゆでることで、肉のくさみが消え、塩気が肉の味を引き立てるゆで上がりとなります。
豚しゃぶ肉を5~6枚くらいずつ箸で取り、沸いた湯の中に入れて、すぐに肉と肉を離すようにさっと混ぜます。
色が変わった肉からざるに取り出します。残った湯で、残りの豚しゃぶ肉を同じようにゆでます。
※ゆでる肉の分量が多い場合は、適宜水と塩、酒の分量を増やしてゆでてください。
豚しゃぶ肉の冷やし方
豚しゃぶ肉をただ水に入れて冷やすと、少し水っぽくなります。用途に合わせて冷やし方を2パターン紹介していますので、参考にしてみてください。
【いちばん水っぽくならない冷やし方】
ゆでた肉をざる上げし、しっかり水気を切って水には浸けずにそのまま冷まします。
(余裕があればうちわなどで冷まし)自然に冷めた状態で食べるか、食べる直前の10〜30分ほど冷蔵庫で冷やしてからいただきます。
※冷蔵庫で長く冷やすと豚肉の脂身が固まってしまうので、軽く冷やすくらいがよいです。
【急いでいるとき・しっかり冷やしたい時のやり方】
水400mlに氷少々と塩小さじ1/3を合わせて冷たい塩水を作ります。その冷水の中で肉をしっかり冷やします。
水気をしっかりと切って(できればキッチンペーパーで水気をふき取ってから)料理に使います。肉の味が薄まらないように塩水で急冷することで、水っぽさを感じにくくなります。
片栗粉をつけてゆでるやり方
上の基本のゆで方とは違う「涼しげに食べたいときや、ゆでた後に冷蔵庫に長く入れておきたいとき」に使えるやり方です。おもてなしなどの時にも使えると思います。
豚しゃぶ肉100gに対して片栗粉大さじ1ほどを容器に取り、広げた豚しゃぶ肉の両面に(刷毛などを使って)片栗粉をまぶします。
※片栗粉をしっかり付けるというよりは、刷毛でなでるようにして、極力薄く付けるとよいです。ゆでることで片栗粉が固まって、つるんとした食感となります。
片栗粉が入っているため、少ない湯量だととろみが出てしまうので、ゆでる湯量は少し多めがよいです。
湯量1.5Lなら、塩大さじ1/2、酒大さじ3を加え、上の工程と同じようにゆでてざる上げします。
片栗粉のつるんとした食感が涼しげに感じられ、さらに、冷蔵庫に入れて多少脂身が硬くなっても、表面のつるみがあるので食べやすい仕上がりとなります。
【補足】
- ゆでる時に何を加えるかは、水だけ、塩だけ、酒だけ、塩&酒といくつかパターンをやってみましたが、塩と酒を併用するのがいちばん肉のくさみが感じにくく、適度な塩気がより肉を美味しく感じさせてくれました(水だけでゆでると特に後味に肉っぽさが残り、肉のくさみとして感じられることもあると思います)。
- しっかり冷やして食べる豚しゃぶ肉は、脂身が多いと脂がかたまって少し食べにくくなるので、脂身の少ない部位を選ぶとよいです。
- 工程文中の“つるみ”という表現は、一般的でないかもしれませんが、「つるんとした状態」の有無を表現する意味合いで使っています。
- レシピ更新情報:工程写真の一部を撮り直しました(2025.7)←工程中の材料を見やすくする等、一部をリライトしました(2025.5)
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